- May 18, 2017
どんな「立地」にお店を出すかを考える

その場所にどんなお客様がいるのかを調べる
マーケット(商圏)とともに大切なのが、これまでもたびたび登場してきたように「ターゲットをどうするか」ということです。
ターゲットとは、もともと「標的」を意味する英語ですが、マーケティングの世界では簡単に言うと「お客さんになって欲しい人々」のことです。そして、その候補となる人々のことを「見込客」とか「潜在顧客」といった呼び方で表現します。
さて、例えば本格的なフレンチ・レストランを開店しようとするとき、ターゲットはどのような人々になるでしょうか?業態が本格フレンチですから、客単価もそれなりの金額になりますし、その価値をわかってもらえる人々ですから、ある程度の所得がある大人がターゲットということになります。
お店を出す場合、普通このくらいは皆さん考えられると思いますが、問題はその先です。そういったターゲットになりそうな人が「どこにいるのか」を考え、そういった人々がいそうな場所に店舗を出すことが大切になります。そこでまた、「商圏」が登場するのです。
なにか堂々巡りをしているようですが、実は「マーケット(商圏)」と「ターゲット」は、コインの表裏の関係のように一体でなければならず、片方だけがあれば良いというものではありません。
商圏を広げてみても、そこに見込客が少ししかいなければ、効率的な集客は望めませんし、逆に見込客が周囲にたくさんいるにもかかわらず、商圏を狭く設定してしまえば、利用してもらえるはずのお客さんの来店チャンスをロスする(失う)ことにつながるからです。
そういったことを防ぐためにも、店舗を出す場所に「どんなお客さんがいるのかを調べる」ことは、とても重要となります。
調べ方にはさまざまな方法がありますが、まずは商圏として設定できそうなエリアを隈なく見て回ることです。徒歩で来店されるお客さんをターゲットに考えるのならば、5分・10分・15分と決めた時間内に自分の足で歩いてみて、そこまでにどんな街があり、どんな人が住んでいそうなのかを知ることです。
もうひとつは、店舗の候補予定地の前を、どんな人がどれだけ通るのかを調べることです。いわゆる「店舗前通行量調査」ですが、これは曜日によっても当然違いますし、時間帯も重要になりますので、ぜひオススメします。この調査によって、当初考えていたターゲットとは別の種類の人々をターゲットに再設定する、といったことも起こりうるからです。
商圏によっては、別のマーケティング展開も考えてみる

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